こんにちは♪
動物看護師の野村です!
寒くなってきましたが、
今年話題になっていたSFTSについてのお話です。
『最近テレビやネットニュースでみる「SFTS」とは?』
SFTSとはSFTSウイルスを保有しているマダニに噛まれることにより、発熱や消化器症状、血小板の減少を引き起こすウイルス疾患で、悪化すると亡くなってしまう大変危険な感染症です。
ヒトでは50代以上の年齢の致死率は約30%です。
SFTSに感染したねこちゃんの治療中に、三重県の獣医師の方が亡くなりました。
そしてついに今年の8月北海道でも感染された患者様が出ました。
ヒトでは抗インフルエンザ薬「アビガン」が唯一の治療薬として承認されていますが、一般の医療機関には普及してないそうで、早期の治療が難しく重症化しやすいとのことです。
わんちゃんやねこちゃんが感染すると、人と同じく発熱や消化器症状を起こします。
致死率が高く、日本においては犬では25%程度、猫だと60%と報告があるそうです。
『SFTSへの予防は?』
○わんちゃんねこちゃんには、ダニの予防薬がありますので、薬を使って予防をしましょう。
○散歩コースに気をつけましょう
草むらの多いところは避けたほうがいいです。
苫小牧は街中に鹿がよく見られます。鹿にダニが寄生していることが多いので、鹿がいるところも気を付けましょう。
もしマダニの付着を見つけた場合は、動物病院にご連絡ください。
よく潰してしまったと飼い主様から聞くことがあります。
体液から感染するリスクと産卵する恐れがありますので、潰さないでください。
マダニの大きさ
『猫ちゃんを保護したら?』
外で生活している猫ちゃんが弱っている時に保護する時、お外へ逃げてしまったねこちゃんを保護するときも十分に気を付けていただきたいです。
●手袋を着用、できればマスク😷も着用お願いします。
●捨ててもいいタオルや洗濯ネット、段ボールなどに保護してください。
●すぐに動物病院を受診されるのではなく、まずは電話しご相談ください!!
当院でも、保護されたねこちゃんを診察する際にも手袋やガウンを着用しています。
大切なわんちゃんねこちゃん、ご家族の方、そして私たちスタッフ全員の命を守る対策です。ご理解のほどよろしくお願いいたします🥺
ご質問や予防に関するご相談などありましたら、お気軽に当院にお問い合わせください♫